梼原町に2泊3日した。
中心部(雲の上の図書館、スーパー、飲食店)や、北東の四国カルストは情報が多く行く人も多い。
でも、梼原の北西は違う。
情報が少なく中央部と違ってカルストのついでという場所ではない。
自分は滞在したのでせっかくだからと
「周辺で良さそうな神社ないかな」と探して、Googleマップに出てきたのが 四万十川龍王大権現堂。
名前が強い。四万十川、龍王、大権現、堂と強い単語しか入ってない。
結果として、行けた。
行けたけど、行き方の難易度がこの場所の本体みたいになっていた。
TL;DR(要約)
四万十川龍王大権現堂は、Googleマップで場所は出るのに道が分かりにくいのが最大の特徴。
入口は県道304号沿いの「これより800m」看板+下っていくダート。
未舗装800mはダートだが綺麗に整備されている、ただし落石をどかしながら進む場面があり、無理せず引き返せる前提で動くのが安全だった。
Key Facts
- 入口は 県道304号沿い(看板あり)
- 看板:「四万十川龍王大権現堂 これより800メートル」
- 入口は 下っていくダート(未舗装)で、看板があっても見落としやすい
- 800mはダート道で整備されていたが、落石があり車を降りてどかした
- 迷ったので住民に聞く判断をした(「中の川部落集会所」で車を止めた)
- 地元の人が軽トラで先導してくれて入口を確定できた
Q&A
Q1. 四万十川龍王大権現堂の入口はどこ?
A. 県道304号沿いで、「これより800メートル」の看板がある地点が入口です。
Q2. Googleマップで行ける?
A. 場所は出ますが、入口が分かりにくく迷いやすいです。私は住民に聞きました。
Q3. 道は舗装されてる?
A. 整備されたダート道ですが、途中に落石があり車を降りてどかしました。
Q4. 行く価値はある?
A. 堂単体目的だと弱く感じる可能性はありますが、梼原滞在中の寄り道としては体験が強く残りました。
四万十川龍王大権現堂とは?梼原町の山中にある小さな朱の堂
行った感想を正直に言えば、堂単体だけで見ると弱いかもしれない。
ただ、これだけで勝負する場所ではない気がした。
現地の印象は、こじんまり。
朱の鳥居があって、小規模ながら朱色の堂がある。
山の中にぽつんと置かれている感じ。
この場所はたぶん、建物の豪華さで見に行くタイプじゃない。
ここに至るまでの道、地元の人とのやりとり、そして「物語を知ってから行く」こと。
全部セットで価値が立ち上がる場所だった。
【重要】Googleマップに出るのに道がわからない:迷って「聞く」に切り替えた
Googleマップで場所は分かる。
でも道が分からない。
付近まで来たがこのまま進んでいいものか
それも分からなさすぎて、住民に聞くことにした。
この時点で、たぶんこの場所の難しさは説明できると思う。
“地点は出るが、入口が確信できない”。
これが厄介だった。
迷ったときの判断:「中の川部落集会所」に車を止めて住民に聞いた
ちょうど「中の川部落集会所」と書かれた場所を見かけたので車を止めた。
車を出て道を引き返して、自宅前で作業している男性に声をかけた。
Googleマップを見せて
「ここ(四万十川龍王大権現堂)って、どうやって行くかわかりますか?」
すると返ってきたのが、
「ん~~~どうしても行きたい?」
この一言で、難易度が伝わった。
断っている感じではなく、「その先、簡単じゃないぞ」
という最終確認みたいなニュアンス。
地元の人が軽トラで先導:入口が「確定」した瞬間
男性は車で案内してくれると申し出てくれた。
自分は「ご迷惑をおかけするわけにはいかないので」と諦めようとしたが
「いいよいいよ」と言ってくれて、男性の軽トラの後を自分の車でついていくことになった。
結果として、この先導がなければ入口を確定できなかったと思う。
場所は県道304号のカーブで、右側のダートに入る感じ。
↓のGoogleマップで言えば304という数字の南側の突き出たカーブあたり。
おじさんは別れ際にこう言ってくれた。
- 「このまま降りていけば車で行ける」
- 「でも自分も行ったのはだいぶ前だから、今どうなってるかわからない」
- 「無理そうなら引き返して来なよ」
この言い方がリアルで、信用できた。
実際の行き方:県道304号沿い「これより800m」看板の横が入口
- 県道304号を走り、山中のカーブ付近で入口を探す
- 「四万十川龍王大権現堂 これより800メートル」の案内を見つける
- そこから 下っていくダート(未舗装)に入る
- そのまま 整えられた未舗装ダート約800mを進む(途中の落石に注意)
- 朱の鳥居と朱の堂が見えたら到着
看板はある。あるけど、ここが厄介。
山道の運転中は見落とす可能性が高い。
自分も一人で登っていたら見落としていたと思う。

しかも自分は西から東に登っていたので、脇にある看板は目に入らなかった可能性がある。
東から西に進んでいたらカーブしながら看板が目に入るという感じだった。
入口の道は、下っていくダート。
もしも看板がなければ「ここ入っていいのか?」と迷う。
そんな入口だった。
未舗装800mが長い:ダート道+落石で「降りる回数」が増える
看板には「四万十川龍王大権現堂 800m」とある。
入口から先は未舗装(ダート)で、アスファルト舗装ではない。
ただ、いわゆる荒れた山道ではなく、路面はところどころ整えられていて走りやすかった。
問題は落石。
途中で車から降りて、道の端にどかす必要がある石が転がっていた。
山から転がってきた落石で、中にはティッシュ箱くらいのサイズも混ざっている。

たった800メートルなのに長く感じたのは、たぶんこのせい。
距離の問題というより、「降りる回数」の問題だった。
割れたアスファルトより運転がしやすいダート道なのが救い。
到着:朱の鳥居と朱の堂。物語を知ってから行くと見え方が変わる
四万十川龍王大権現堂に到着。
朱の鳥居と小規模ながら朱色の堂がある。

改めて写真で見てみると、やはり良い感じの場所だったと思うが
現地では正直、少し肩透かし感もあった。
でも、事前にネットでこの場所にまつわる物語を調べていたので
「なるほどこれが」となった。
20年ほど前に地元のNPOが龍王大権現をここに再興したという話。
こういう背景を知っていると、目の前の朱い堂が「ただの小さな堂」では終わらなくなる。
管理がしっかりされているのは、ここに至るまでの整えられたダート道や
大権現堂周辺も荒れていないことからわかる。
この手の場所は、建物の豪華さではなく 物語の厚みで見るほうが合っている。
地元の人の案内、NPOの活動の話、地域が大切にしている場所だった。
帰り道の一期一会:「お元気で」としか言えなかった
参拝し、帰りは来た道をそのまま戻った。
行く時に案内してくれた男性の家の前を通ると、まだ家先で作業していたので窓を開けて声をかけた。
風徳「無事辿り着けました!ありがとうございました!ではお元気で!」
正直、一期一会でもう会うことはないと思う。
だから「お元気で」としか言えなかった。
でも、ああいう場面では、それが一番自然な言葉だった気がする。
この挨拶のシーンが今の印象に残っている。
“情報の少なさ”が、そのまま価値になる場所
四万十川龍王大権現堂は、Googleマップのレビューでも情報が少ない。
でも、その情報の少なさが、現地の体験を濃くする。
看板を見つけて、ダートに入って、落石をどかしながら進んで、朱い堂に着く。
そして帰り道に「辿り着けました」と報告して終わる。
この一連が、観光というより旅だった。









