小豆島一周車中泊旅日記 15|お土産と八幡神社、そしてヤドンフェリーで小豆島に別れを

ヤドンの巨大なイラストが描かれた小豆島行きのフェリー内部。壁一面に描かれたピンク色のポケモンが旅の終わりを彩っている。
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旅の終わりが近づいてくると、「名残を惜しむような気持ち」がふと芽生えてきます。
もう一歩、もう一景だけ見ておきたい。そんな思いに導かれながら、
小豆島での最後の時間が静かに流れていきました。

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目次

土庄港観光センターで、最後のお土産選び

17時半閉店の観光センターへ向けて急ぐ。
勝手に18時までと思い込んでいたが、17時まででないだけマシだった。
到着は17時ちょうど、落ち着いて買い物できる猶予があるのはありがたい。

ここでお土産をまとめて購入することに決めていた理由、それは――

JAF会員特典で10%オフになるから

実質、消費税が帳消しになるような感覚
ちょっとしたことだけれど、心が動く判断材料になった。

JAF会員ならお土産はここで買うべき

自分用、実家用にお土産を選んでいく。
オリーブサイダーはよく見かけたが、醤油サイダーはここには置かれていなかった
これは、もしまた小豆島に来ることがあれば、醤油記念館でぜひ手に入れてみたい。

静かな山の神社──伊喜末八幡神社へ

旅の最後に向かったのは、小豆島の西にある伊喜末八幡神社

小豆島の北西に位置する八幡神社の伊喜末八幡神社

舗装されていないが、砂利はちゃんと敷き詰められた坂道を登る。
道幅はそこそこあり、重岩や恵門不動のような過酷さはなかった。

時間があれば、ここでもっとゆっくりしてみたかった

この神社で印象的だったのは、横に併設された休憩スペースのような空間。
ストーブや机、椅子、写真やパンフレット類が整然と並んでいた。

ここで過ごす“初詣のあたたかさ”を想像するだけで、心が和む。

さらに、その前には“ご自由にどうぞ”とどんぐり(クヌギ)が置かれていた。

ユーモアを感じるおもてなし

社の周囲には小さな祠も点在していて、その一角にあったのが…
2025年、今年の干支・ヘビがデフォルメされたミニフィギュア

きっと、干支ごとに毎年入れ替えているのだろう。
こうした遊び心や彩りがあると、神社もまた関係者の温もりを帯びて見えてくる。

小豆島を一周して、ヤドンフェリーで香川へ

時刻は18時を回る。

本来なら来た道を戻る方が早いけれど、最後はあえて伊喜末八幡神社から北へ回り。
小豆島一周を完遂するルートを選んだ。

合理性だけで考えれば、ガソリンと時間を無駄にする選択かもしれない。 でも――

せっかく自家用車でフェリーに乗せてきたのなら、一周したいという衝動が湧く。

走り抜けた北西の道、静かな海辺。

そして、18時半近くになって土庄港へ無事到着
往復券を購入していたおかげで、すぐにフェリー乗り場へ並ぶことができた。

ヤドンフェリー、最後の旅のご褒美

行きは「からかい上手の高木さん」フェリー、帰りはお目当てだったヤドンフェリー

ヤドンという存在がもたらす“ゆるさ”が、小豆島旅の余韻にちょうどいい。

車を降りて階段を登るとヤドンパラダイス

自分だけでなく、他の乗客たちもヤドンの装飾を写真に収めていた。
香川県の“うどん県・ヤドン県”という打ち出し方は、こうして旅人の記憶に確かに残っていく。

1時間の船旅は、景色と内装を眺めているうちにあっという間。

小豆島という“かたちのない記憶”を、ヤドンというキャラクターとともに持ち帰ったような、そんな感覚だった。

高松港に、静かに到着。
ありがとう小豆島。

壁に大きくプリントされインパクトあるヤドンとガラルヤドン

“旅の出口”に触れる夜、現実へと還る道のりを。

小豆島を一周しヤドンフェリーを降りてから、日常に向けての帰路もまた旅の一部。

かしわバター丼の温かさと、雪の香り。
夜道に刻む自分だけの轍。
そして、静かに戻る現実の風景──。

旅とは、行き先よりも「心の動き」でできているのかもしれない。

最後は本編である小豆島旅行が終わったエピローグ的な帰路を書いたものになります。

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この記事を書いた人

考えたことや学んだことを、静かにまとめています。
派手な発信よりも、自分なりの気づきを大切に。
ブログは、思考の整理と記録のための場所です。

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