写真の整理も兼ねて、2025年の初詣の記録をここに記します。
年が明けてすぐ、まさか自分が伊勢神宮へ初詣に行くことになるとは思っていませんでした。
普段は人混みを避けて静かに過ごすことを好む自分が、一年で最も混み合う元日に旅へ出る
そんな選択をしたのは、ほんの小さなきっかけからでした。
この旅は、初詣というより“初やらかし”の記録でもあります。
Discordでの出会い、夜行バスでの移動、快活CLUBでの仮眠、そして電車を逃すという小さな事件。
けれど、そこには確かに、自分の中の何かが変わっていく実感がありました。
行くなんて思ってなかった元日の伊勢神宮
もともと「伊勢神宮に行ってみたいな」とは思っていたけれど、
まさか初詣で行くことになるとは想像もしていませんでした。
しかも、オフ会という名目で──。
ことの発端は、Discordで交流していた人からの誘い。
オフ会なんてやったことがなかったし、年末年始は仕事の予定だったけれど
不思議と「どうやったら行けるか」を前提に考えていた自分がいました。
昔の自分なら、「31日は仕事だから…」と断っていたかもしれない。
でも今回は違った。
行ける方法を探すこと自体が、もうすでに旅のはじまりだったのかもしれません。
🗓️ 奇跡の4連休をつくるまで
私の職場では、一般的な年末年始休暇が存在しない。
GWもお盆も正月も、カレンダー通りには休めず、有給も申請しない限り消化できない環境です。
12月31日は通常通り出勤予定。
ただ、1月1日はたまたま定休日、1月2日も自身の定休日と重なる。
つまり、12月31日と1月3日に有給を取れれば、奇跡の4連休が実現する…!
とはいえ大晦日に有給を取るには、人手の調整が必要。
火曜休みの店長に月曜出勤をお願いし、自分は火曜日に有給を取ることで交渉が成立。
🚌 移動手段の確保と夜行バス探し
休みが確保できたら、次は交通手段。
四国内なら車で行けるけれど、県外となると自家用車はやや面倒。
そこで候補に上がったのが夜行バス。
しかし……徳島から三重に行けるバスは数が少ない。
年末年始はさらに限られていて、12月31日に出発→1月1日に戻るルートで利用できる便は、なんと1社しかなかった。
選んだのは、徳島→名古屋行きの夜行バス。
途中の桑名駅で降車できるルートで、出発はほぼ深夜0時。
所要時間は約5時間──。
📝直通で伊勢に行ければ理想だったけれど、これも旅らしい選択。
😴 トイレの前の席で、眠れぬ夜
座席は運転席から数えて3列目、後方がトイレのすぐ前を選択。
理由は単純で、トイレが後ろなら遠慮なくシートを倒せると思ったから。

幸い、行きも帰りも前の席は空いていて、快適そのもの。
逆に言えば、バスの半分より後ろに空席がないほど混雑していたということでもあります。
けれど──
眠れなかった。
慣れない環境に加えて、左側の窓際席の人がずっと咳き込んでいて、風邪の心配や音のストレスで寝付けず。
反対の列なのでまだ良かったですが、前後の人たちは大変だったでしょうね。
🌀夜行バスでも音を気にせず眠れる人がうらやましく思えた瞬間です。
🔍 快活CLUBで朝を迎えるために
朝の合流には早すぎるので、まずはどこかで仮眠を取ろうと考えました。
最初は伊勢市内の快活CLUBを探したのですが、どこも満席。
隣の市にあたっても同じく満席。
そこで目をつけたのが、鼓ヶ浦駅から徒歩圏内の「快活CLUB 鈴鹿白子店」。
ここは空席が多く、深夜到着でも余裕がありそうでした。
🌙この場所がなければ、旅のスタートはもっと疲労困憊だったかもしれません。
❄️ 冷え込む朝と電車の遅れ
一睡もできないまま、夜行バスを降りて桑名駅へ。
初めての町、初めての伊勢神宮──
未知の場所という刺激がアドレナリンを出してくれる。
桑名駅には小さな横丁もあり、早朝の空気にどこか温もりを感じました。

NAVITIMEで電車ルートを確認しながら、各駅停車に揺られて鼓ヶ浦駅に到着したのは朝7時前。
コートの上からでも感じるほどの冷気。
冬の朝の底冷えに、身体ごと震えるような感覚でした。

💤 予定外の“やらかし”
快活CLUBに着いて、快活自体が初利用なので会員証を作り、フラットシートの席へ。
朝食のトースト無料サービスなどがあったけれど、口をつけたのはココアだけ。

枕を借りて、席に戻り横たわった瞬間──
寝てしまいました。
9時に一度目が覚めたものの、二度寝してしまい、次に目を覚ましたのは10時過ぎ。
焦って駅に向かうも、鼓ヶ浦から伊勢方面に向かう電車は、ほんの少し前に出発した後。
⚠️あと30分以上、次の電車を待たなければならないことが発覚。
これが一人旅なら、ただの“のんびり旅”で済んだ話ですが、
今回は“オフ会”がメインの旅。
人を待たせてしまっている。
Discordで遅れる旨を伝えたものの、気持ちはざわつきます。
伊勢まで約1時間。
途中、乗り換えもあって時間がかかる──
💭この時、改めて「自家用車ならなあ…」と思ったことを、忘れません。
次の電車に乗り込み、伊勢駅に向けて出発。
心に少しの罪悪感と焦りを抱えながらも、まだ旅は続いていきます。
次回|オフ会で出会った伊勢神宮と、おかげ横丁の昼食へ
夜行バスで眠れぬまま移動し、快活CLUBでの仮眠、そして電車の乗り遅れという“やらかし”を経て、ようやくたどり着いた伊勢。
次回は、初めて顔を合わせるオフ会メンバーとの合流、奥野家での食事、そして人混みのなかで見つけた静かな感情の動きを綴ります。
「誰かと過ごす旅」が、いつしか自分の内面にも変化をもたらしていく──
そんな記録を、次編でご一緒できれば嬉しく思います。