先日、弟と休みが合ったので
香川にある 「本格手打ちうどん あかみち」 に行ってきました。
高速を使って片道1時間ちょっと、距離にして約90km。
往復の高速代は5,000円コース確実です。
自分一人なら地道で2時間かけて行くかもしれませんが、
今回は弟が夜勤明けで、翌日も仕事。
食べ終えたらすぐ休めるように、高速利用で向かいました。
そう、弟の運転でね!ありがとう弟。
あかみちに到着
お店に着いたのは10時半ごろ。

すでに駐車場には数台の車がありましたが、まだ昼前だったので並ばず着席。
席に着いてまず選んだのは、最初から決めていた 「利きダシうどん」。
利きダシうどんとは?
利きダシうどんは、以下の3種類の出汁がセットになった贅沢なメニューです。

- かけ出汁:昆布・鰹・イリコを基調としたバランス型
- ぶっかけ出汁:イリコを強く効かせたサッパリ型
- ざる出汁:椎茸・昆布・鰹をふんだんに使用した甘みとコクのある濃厚型
まずはこれを頼んでおけば間違いない、と言える看板的メニューでした。
香川でもこの出汁を3種類提供する利き出汁スタイルはあかみち流のようです。
まさに、あかみちに来たらまずはコレを選べば間違いない。

自分はざる出汁が気に入りました。
濃厚で甘みがあり、冷たいざるうどんに合うのが最高でした。
温かいならかけ出汁も良いですが、ぶっかけ出汁はサッパリしすぎる感じで
濃い味が好きな自分としては、断然ざる出汁です。
ただ、椎茸が苦手な弟はざる出汁NGだった模様。
彼はかけ出汁とぶっかけ出汁をメインに楽しんでいました。
出汁を“混ぜる”という発想
後から撮影した写真を見返して気づいたのですが…
なんと、お店のおすすめ出汁は 「ぶっかけ+ざる」 や 「かけ+ざる」 の同割!
私はそれぞれ単出汁でしか味わわなかったので、
正直「混ぜ合わせる」という発想が抜けていました。
混ぜるなら、空の容器がもう一つ欲しいくらい。
飲んで減らさないと混ぜたら容器から溢れそうだったし
単出汁でも天かす入れて、うどんドーンって入れたらいっぱいでしたからね
とはいえ、出汁を混ぜる技を知ってしまったので
次回来る時はぜひ試したいですね。
注文システムの工夫
注文は、テーブルに置かれた注文票に記入して渡すスタイル。
これが思った以上に合理的で、
食券機のようにどれにするか迷うことによる「入り口渋滞」することが回避できそう。
そして注文票に追記しておけば、配膳時の取り違えリスクも減らせる仕組みと思いました。
注文票コストはかかりますが、まだ注文が決まってない客に決まったら呼んでくださいという手間もなく
客が記入したら呼ぶスタイルなら、そうした数字にない目に見えないコストは削減できそうです
他にはテーブルには最初から天かすの器が用意されており、
セルフでわざわざ取りに行かなくていいのも楽ちんです。
鴨醤油うどんと天ぷら
弟とシェアした 鴨醤油うどん。

香川うどんとしては高めですが、鴨肉が本当に美味しい。
わさびの風味も良いアクセントになっていました。
天ぷらは イイダコ を注文。

最近は値段が高くて食べる機会が少ないので、久々に堪能しました。
やはり私はイカも好きですがどちらか選ぶならタコ派。
今思えば、とり天も頼めばよかったと思う。
美味しい天ぷらもっと食べるべきだった。
次回あるならとり天も頼んでみよう。
新感覚の麺「あかみち流」
あかみちの麺は、超多加水・超多重層麺。
従来の讃岐うどんとは少し違う、もっちり系の新感覚でした。
以前弟と行った「おうどん瀬戸晴れ」も同じく瑞々しい“むにゅもち系”。
香川のうどんも、老舗の麺と差別化する形で
こうしたむにゅもち系の新しい流れが生まれているのかもしれません。
食の幸せについて
食事代だけで合計3千円強。
実家含めてお土産に半生うどんを購入し、会計は6,000円ちょっと。
二人で食べたうどんにしては確かに高額ですが、
「美味しいものにお金を払える」のは、人生の幸せのひとつ。
平均年収以下ではありますが、一応は生活が安定している証拠。
平時は朝昼抜きが習慣の私ですが、
だからこそたまの外食に少し贅沢することの価値を強く感じます。
というか1人だけで来てたら利き出汁うどんだけにしてたかも
鴨醤油うどんをシェアできるのは二人だからこそ。
お腹いっぱいになりましたね。
食はエネルギー補給だけではなく、人生を彩る要素。
弟も「また来てもいい」と言うくらいあかみちを気に入ったようでした。
また、休みが合う時があれば一緒に行きたいです。