香港空港、日本南部便を全便欠航へ──地震の噂と観光心理

香港空港、日本南部便を7月・8月全便欠航──予言と観光心理に揺れる空港の静景
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ニュースで「香港空港が7月・8月の日本南部便(鹿児島・熊本)を全便欠航する」という報道を目にした。
どうやら、この春から広まりつつあった地震の噂が背景にあるみたい。

もともと、航空機の座席占有率の低下により減便の話は聞いていたものの、
まさか繁忙期の7月・8月が“全便欠航”になるとは思わなかった。

CNNでも「予言を根拠に日本旅行をキャンセルする観光客が増えている」と報じていた。
確かに、こういった“予言”というのは、ある意味で地震のような事象と相性がいい。
「いつかは当たる」類のものだし、外れても「回避された」「でも油断できない」といった逃げ道も残る。

🌀日本政府観光局も公式に「科学的根拠のない噂に惑わされず、公的機関の情報を元に旅行を」と呼びかけている

けれども……正直に言えば、それも“予言の逆バージョン”だよなと感じる。

科学的情報で「大丈夫」と言い切れるわけでもなく、
たとえ何らかの兆候があっても、「その時にはもう日本に来てしまっている」なら、意味がない。
地震というものは、来るかもしれないし、来ないかもしれない──それが自然。


外国人観光客のキャンセルは、心理的に当然かもしれない

例えば、もし日本人が「ハワイで大地震が来る」という噂をSNSで見たとしたら――
旅行先の候補として避けようと考える人がいても、不思議ではない。
どうしてもそこに行きたい理由があるなら別として、バカンス目的なら他の選択肢も候補になる。

ましてや香港は東南アジアのトレンドリーダー
この夏、日本南部──特に九州エリアでは、中国系・香港系の観光客が減少する可能性は高そう。

📌 日本政府は中東・欧米圏からの観光客誘致に取り組んでいるというが、
アジア地域の減少分を補えるかどうかは…


インバウンドに期待する観光地への影響は?

自分の勤務する店舗は、基本的に地元ローカル客が中心なのでインバウンドとは無縁。
けれど、今後「インバウンドで集客を増やしたい」と考える地方観光地や店にとっては、
思ったほど訪日外国人が来ない、というケースも出てくるかも?

そもそも、人の意思決定というのは「科学的な根拠」だけでは動かない。
“噂”もまた、十分な判断材料となる

特に外国人にとっては、
万が一、海外で大地震に遭遇し、予定通り帰国できなくなるリスクは大きい。
地震情報が事前に出たとしても、「その頃にはもう来日している」という現実がある限り、
日本側の“科学的アナウンス”が抑止力として機能しづらい。


まとめ:不安は、他人事ではなく自分にも起こり得る

こうして改めて考えてみると、
外国人観光客がキャンセルを決断することは、人間心理として自然なことだと私は思う。
不安というのは、合理性ではなく“感覚”で動く。
そしてその感覚は、誰にでも起こり得るもの。
例え相手が正論言っていたとしても、精神的に納得したくない時ってあるし
だから感情に訴えかけるのが効果的なんですよね。

🌀地震が「来るかもしれないし、来ないかもしれない」。
日本在住の自分たちも備えは一応しておく必要がある。
たぶんモバイルバッテリー持ってない人ほとんどいないと思うけど
非常時の電源確保だけでなく、旅先でも活躍してくれる安定感のあるアイテム。

コンセントが使えない状況は、自然災害のときだけではないから
“念のため”を、旅にも日常にも持ち歩ける安心感として。

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この記事を書いた人

考えたことや学んだことを、静かにまとめています。
派手な発信よりも、自分なりの気づきを大切に。
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