11月の四国カルストで落車|DJI Pocket 3故障と保証最終日の体験記

完璧じゃない一日がいちばん記憶に残る 四国カルストの体験記アイキャッチ
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四国カルストは、何度行っても表情が違う。
けれど今回の私は、静けさを味わう前に落車して、機材も膝もやられた。
予定していた撮影はできなかったのに、帰る頃には「いい一日だったな」と思っていた。
これは、失敗から始まった四国カルストの記録だ。

目次

11月の四国カルスト|牛はいない、虫もいない

四国カルストは、何度行っても表情が違う場所だ。

今回カルストを訪れたのは2025年11月14日。
去年の6月に来た時は放牧された牛がいて、虫も多く、初夏らしい賑やかさがあった。
一方11月は、牛はすでに撤収済みで、空気は静か。

観光客は平日でも意外と多いが、広さのおかげで混雑感は薄い。
(高知側の駐車場は平日でも混雑していたが)

今回はレンタサイクル(2時間2500円)で走るつもりだった。
電動アシスト自転車は初体験。自転車自体も15年ぶりくらい。

カルスト名物、高知と愛媛の境界線

レンタサイクル開始1分で落車する|四国カルスト

走り出して、ほんの1分。

電動アシストの加速が想像以上でバランスを崩し、左膝から落車。

  • 左膝を強打
  • コートの左ポケットに入れていたDJI Pocket 3に衝撃
  • 新しく買ったコートに小さな穴

Pocket 3は電源は入るが、ジンバルエラーで録画が止まる状態。
「これはもう、今日は使えないな」とすぐに分かった。


起きたことは戻らない。だから進む

落車した直後、頭の中ではいろんな考えがよぎった。

  • なんで自転車借りたんだろう
  • カルスト来なければよかったかも
  • pocket3の保証、もう切れてるんじゃないか

でも、考えても起きたことは変わらない。
元に戻らないなら、とりあえず進むしかない。

すぐの登り坂では無理せず自転車を押した。
これは妥協じゃなく、今の身体にとっての最適解だった。


下りでようやく自転車を理解する

下りでようやく自転車を理解する

登り切ったあと、改めて自転車に乗って下る。
ここでようやく、

  • ブレーキの使い方
  • ギアチェンジ
  • 電動アシストの癖

を体で理解できた。

失敗してから学ぶ。
人生もだいたい、この順番だと思う。

徐々に写真を撮る余裕も回復してきた

Pocket 3の代わりに、osmo360

撮影できないまま帰るのは少し惜しい。

そこで、リュックにカーボンファイバースティックを挿し、osmo360で走行撮影。
周りから見たら、長い棒を背負った怪しい人だったと思う。
でも、カルストではそれも風景の一部になる。


最悪から逆算すれば「小難」だった

落車した時に今よりもっと最悪パターンを考えてみる。

  • 命の危機(滑落)
  • 骨折して帰れない
  • 自転車破損で弁償

それに比べれば、

  • 膝の打撲
  • カメラ破損
  • コートに空いた穴

これは小難だ。

取り返しのつかないこと以外は、基本的に時間が癒してくれる。
命は無事、左膝は打撲で痛いが骨折はしていない。
コートの穴はよく見ればわかるくらいの小ささ。
怪我が治ればある程度の事は旅の思い出になる。

まるでゲーム画面のように美しい夕日だった

四国カルストの幻想的な大自然はまるでゲーム画面のよう。
この夕日を見ながら最悪の事態は回避できていたことを噛み締める。

最悪のパターンだったら、こうして夕日を見ることもできなかっただろう。


DJI Pocket 3が故障|DJI Care最終日だった話

調べるとDJI Pocket 3のDJI Care(延長保証)が、この日が最終日だった。

落車してジンバルがエラーを出した時、正直なところ
「もう保証切れてるだろうな」と思っていた。

ところが、スマホで確認すると
2025/11/14まで —— 今日。

「えっ」って目を見開いて二度見した。

奇跡的に保証最終日だった

結果的に、

  • その場でDJI Careを追加で1年延長できたので購入
  • リフレッシュ費用4730円のみで修理申請

という、一番ダメージの少ない形に収まった。

もし故障していなかったら、追加で1年延長してなかったと思う。

DJIの追加延長や修理申し込みをしていたから
帰宅せずカルストテラスの駐車場に残っていた。

DJIでの手続きを終える頃には
夕日が沈み、夜になり、星空が見える時間になっていた。


四国カルストで星が見えた夜|帰路につく前に

ふと空を見上げると、去年は曇りで見られなかった星空が広がっていた。

スマホ写真じゃわかりにくいけど、星が見えました!

もし落車していなかったら、17時ごろには帰っていた。
もし保証が切れていたら、諦めがついて星が出る時間まで残ってなかった。
そして保証日にまだ余裕があったとしたら、家に帰ってゆっくり申請しようとして
これまた星が出る前に帰路についていただろう。
期限が今日までというギリギリだからこそ、その場で手続きを進めた。

いくつもの条件が重なった結果、その日は星を見ることができた。
まるで星を見るという、去年のやり残しを回収するために
落車してpocket3が壊れたかと思ってしまうほどに。


出来すぎた脚本でも、たまにはいい

人生はたまにこういう一日を差し込んでくる。

正直、脚本だとしたら出来すぎている。
カメラ壊れて、保証最終日で、申請してたら時間が経ち星が見える時間だったなんて。

大成功でもなく、大失敗でもない。
ただ、ちゃんと判断して、ちゃんと戻って、ちゃんと見た一日。

四国カルストは、また別の季節に行けば違う顔を見せてくれるだろう。
この日はこの日のままで、静かに記憶に残しておけばいい。

この日の相棒となったレイタサイクル

もしも、落車しなかったらこうしてレンタサイクルの写真を撮らなかったかもしれない。
良くも悪くも思い出深き相棒になったので撮影した。


おわりに

もしあなたがここを訪れるなら、予定通りにいかなくても、最後まで空を見る余白を残してほしい。

四国カルストは、
「何事もなく観光できた日」も
「トラブルが起きてしまった日」も
どちらも思い出になる絶景の地。

きっと、それだけで十分だ。

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この記事を書いた人

徳島在住。徳島・四国を中心に、実際に訪れた場所や神社仏閣、食べたもの、買って使ったもの、観た作品の感想を、自分の記録として書いています。

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