夏でもなく秋でもない、10月初旬の午後
道の駅たからだの里さいたから歩く「鮎返りの滝」への小旅の記録です。
TL;DR
香川県三豊市「道の駅たからだの里さいた」から徒歩15分の鮎返りの滝へ。
戸川ダム湖畔を抜け、渓道神社で手を合わせ、静寂の滝に立つ――歩く・祈る・聴くが一つにつながる小さな循環旅。
営業時間外でも「ど冷えもん」自販機でフレスコのアイスを楽しめるのも嬉しい発見。
お土産には、和三盆せんべい(18枚864円)と直島のホワイト塩ショコラ(15個648円)を選択。
Key Facts
- 訪問日:2025年10月9日
- 出発地:道の駅たからだの里さいた(香川県三豊市)
- 徒歩15分で「鮎返りの滝」へ到達
- ベーカリー&アイス「FRESCO」は平日15時閉店
- 冷凍自販機「ど冷えもん」設置(2025年6月登場/カップアイス350円)
- お土産:和三盆せんべい18枚入864円/直島ホワイト塩ショコラ15個入648円
- 道中の立ち寄り:戸川ダム公園・渓道神社
- 温泉「環の湯」は2025年9月〜12月1日まで改修休業中
Q&A
Q1. 鮎返りの滝まではどれくらいかかる?
A1. 道の駅たからだの里さいたから徒歩15分ほど。地図では短距離だが、体感は「旅」になる。
Q2. FRESCOのアイスは自販機でも買える?
A2. はい。道の駅内に設置された冷凍自販機「ど冷えもん」で350円のカップアイスが購入可能。
Q3. お土産の値段は?
A3. 和三盆せんべいは18枚入り864円、直島のホワイト塩ショコラは15個入り648円。お手頃で分けやすい。
Q4. 温泉「環の湯」は営業している?
A4. 現在(2025年10月時点)は改修中で、12月1日まで休業予定。
Q5. ルート上の見どころは?
A5. 戸川ダム湖畔の散歩道と、雨乞いの神を祀る渓道神社。自然と静けさがつながる道。
Steps:小さな循環ルートの歩き方
- □ 道の駅たからだの里さいたで地元野菜・お土産をチェック
- □ FRESCOでパン・アイスを(平日15時まで)
- □ 戸川ダム湖畔の歩道をゆっくり進む
- □ 渓道神社で参拝し、心を整える
- □ 鮎返りの滝で静寂と水音を味わう
- □ 再び道の駅へ戻り、旅を締めくくる
旅の記録
まだ夏の名残を少しだけ引きずりながら、秋の空気が混じりはじめた日。
香川県三豊市にある道の駅たからだの里さいたを起点に、小さな寄り道の旅をしてきた。
道の駅たからだの里さいた──滝への起点
道の駅たからだの里さいたは、香川県の西のはずれ、落ち着いた場所にある。
ライダーの姿も多く、平日でもそれなりに賑わっている。
物産館には地元の野菜や定番の土産菓子、そして少し珍しいジビエの冷凍肉も並んでいた。
冷蔵棚に並ぶシフォンケーキは地元菓子屋の手づくり。丸ごととハーフがあり、心惹かれたが、帰宅まで3時間以上あったため購入は見送り。
実家へのお土産には、和三盆せんべい(18枚入864円)と
直島のホワイト塩ショコラ(15個入648円)を選んだ。
どちらもお手頃で数がそこそこ入っており、気軽に配れる品。
「直島から離れてても買えるのか」と思いつつ、瀬戸内の文化圏の広がりを感じた。
こういう“少しズレた距離感で出会うお土産”こそ、旅の醍醐味だ。

棚の端には「うどんの恋人(大)21枚入り1460円」という名前の土産もあった。
白い恋人の系譜を感じるパロディ系。買わなくても味が想像できて、思わず小さく笑ってしまった。
ベーカリー&アイス「FRESCO」と自販機の話
物産館内のベーカリー&アイスクリーム FRESCO(フレスコ)は、焼き立てパンと手作りアイスが人気。
ただし平日は15時で閉店。この日はすでに営業時間外だった。
その代わり目に入ったのは、フレスコ受付横に新設された冷凍自販機「ど冷えもん」。
2025年6月に登場したばかりで、カップアイスが350円で販売されていた。
フレスコ店頭(カップシングル250円)よりやや割高だが、営業時間外に買えるのはありがたい。
夜のライダーやドライバーには特に嬉しい配置だ。
調べてみるとアイス製造者は(株)たからだの里。
フレスコや温泉「環の湯」と同じ運営母体なので、おそらく中身も同じ。
次回は営業時間中に訪れて、コーンのダブル(350円)を頼み「自販機のアイスも同じフレスコですか?」と尋ねてみたい。
戸川ダムと渓道神社──滝へつながる道
道の駅の裏手に広がる戸川ダムは、湖というより静かな川原のようだった。
水辺に降りられそうな場所もあるが、ダムなので注意が必要。
湖畔沿いの歩道を抜けると、緑に囲まれた渓道神社(けいどうじんじゃ)がある。
かつては雨乞いの神として信仰された場所で、今も地元の人が参拝に訪れる。
この日もランナーが立ち寄り、手を合わせていた。
その姿を見送ってから、自分も静かに一礼。
滝へ向かう前に手を合わせる――それが自然な流れに思えた。

鮎返りの滝──音がある静寂

神社から南の上り坂を登り、案内看板が見えてきたら
そこが渓谷への入口になる下り道。
鮎返りの滝までの道もちょっとした非日常を感じさせる。

歩いた先に見えてくる鮎返りの滝。
滝は落差10メートルほど。小さいながらも、水音が空間を満たしていた。
17時前、太陽はすでに山の向こう。木々に囲まれ、滝には陽が届かない。
しかし空の明るさはここにも届く、水面がエメラルドブルーのように美しい。
幸いこの時は虫の音も人の気配もない、完璧な独り占めの時間を過ごせた。
ベンチもなく、ただ立ったまま30分ほど滝を見つめていた。
「脳内BGMとかいらない。滝の音がそこにある。」
風もなく、水音が呼吸と混ざる。
言葉のいらない贅沢が、確かにそこにあった。
帰り道と旅の余韻
滝から戻る頃には、“夕日ではないのに夜でもない狭間の青”。
温泉「環の湯」は改修中で入れなかったが、再開すれば車中泊にも最適だろう。
道の駅から滝までの往復――短いのに、歩く・祈る・聴くが揃った満ち足りた時間だった。
観光地ほど派手ではない。けれど、日常と非日常の境界に立てる静けさがここにある。
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最終更新日:2025-10-21
(検証範囲:現地訪問記録/購入実績を含む体験に基づく記述)
