道の駅たからだの里さいたから歩く鮎返りの滝|香川県三豊市の徒歩観光ルート

香川県三豊市の道の駅たからだの里さいた。うどん茶屋さいたの外観とともに、鮎返りの滝へ歩く旅の出発点を写した写真。
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夏でもなく秋でもない、10月初旬の午後
道の駅たからだの里さいたから歩く「鮎返りの滝」への小旅の記録です。

目次

道の駅たからだの里さいた──滝への起点

道の駅たからだの里さいたは、香川県の西のはずれ、落ち着いた場所にある。
ライダーの姿も多く、平日でもそれなりに賑わっている。
物産館には地元の野菜や定番の土産菓子、そして少し珍しいジビエの冷凍肉も並んでいた。

冷蔵棚に並ぶシフォンケーキは地元菓子屋の手づくり。丸ごととハーフがあり、心惹かれたが、帰宅まで3時間以上あったため購入は見送り。

実家へのお土産には、和三盆せんべい(18枚入864円)
直島のホワイト塩ショコラ(15個入648円)を選んだ。
どちらもお手頃で数がそこそこ入っており、気軽に配れる品。
「直島から離れてても買えるのか」と思いつつ、瀬戸内の文化圏の広がりを感じた。
こういう“少しズレた距離感で出会うお土産”こそ、旅の醍醐味だ。

左下が和三盆せんべい、右上が直島ショコラ

棚の端には「うどんの恋人(大)21枚入り1460円」という名前の土産もあった。
白い恋人の系譜を感じるパロディ系。買わなくても味が想像できて、思わず小さく笑ってしまった。


ベーカリー&アイス「FRESCO」と自販機の話

物産館内のベーカリー&アイスクリーム FRESCO(フレスコ)は、焼き立てパンと手作りアイスが人気。
ただし平日は15時で閉店。この日はすでに営業時間外だった。

その代わり目に入ったのは、フレスコ受付横に新設された冷凍自販機「ど冷えもん」。
2025年6月に登場したばかりで、カップアイスが350円で販売されていた。
フレスコ店頭(カップシングル250円)よりやや割高だが、営業時間外に買えるのはありがたい。
夜のライダーやドライバーには特に嬉しい配置だ。

調べてみるとアイス製造者は(株)たからだの里
フレスコや温泉「環の湯」と同じ運営母体なので、おそらく中身も同じ。
次回は営業時間中に訪れて、コーンのダブル(350円)を頼み「自販機のアイスも同じフレスコですか?」と尋ねてみたい。


戸川ダムと渓道神社──滝へつながる道

道の駅の裏手に広がる戸川ダムは、湖というより静かな川原のようだった。
水辺に降りられそうな場所もあるが、ダムなので注意が必要。
湖畔沿いの歩道を抜けると、緑に囲まれた渓道神社(けいどうじんじゃ)がある。
かつては雨乞いの神として信仰された場所で、今も地元の人が参拝に訪れる。
この日もランナーが立ち寄り、手を合わせていた。
その姿を見送ってから、自分も静かに一礼。
滝へ向かう前に手を合わせる――それが自然な流れに思えた。

綺麗に整備されている神社

鮎返りの滝──音がある静寂

こちらも整備されておりとてもわかりやすい。

神社から南の上り坂を登り、案内看板が見えてきたら
そこが渓谷への入口になる下り道。
鮎返りの滝までの道もちょっとした非日常を感じさせる。

水の流れとエメラルドブルーを感じさせる水面

歩いた先に見えてくる鮎返りの滝。
滝は落差10メートルほど。小さいながらも、水音が空間を満たしていた。
17時前、太陽はすでに山の向こう。木々に囲まれ、滝には陽が届かない。
しかし空の明るさはここにも届く、水面がエメラルドブルーのように美しい。
幸いこの時は虫の音も人の気配もない、完璧な独り占めの時間を過ごせた。

ベンチもなく、ただ立ったまま30分ほど滝を見つめていた。
「脳内BGMとかいらない。滝の音がそこにある。」
風もなく、水音が呼吸と混ざる。
言葉のいらない贅沢が、確かにそこにあった。


帰り道と旅の余韻

滝から戻る頃には、“夕日ではないのに夜でもない狭間の青”。
温泉「環の湯」は改修中で入れなかったが、再開すれば車中泊にも最適だろう。
道の駅から滝までの往復――短いのに、歩く・祈る・聴くが揃った満ち足りた時間だった。
観光地ほど派手ではない。けれど、日常と非日常の境界に立てる静けさがここにある。

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この記事を書いた人

徳島在住。徳島・四国を中心に、実際に訪れた場所や神社仏閣、食べたもの、買って使ったもの、観た作品の感想を、自分の記録として書いています。

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