徳島県美馬市の山中、国道193号沿いにある「夏子休憩所」。
2024年4月3日、この場所に立ち寄った。
目的は観光ではなく、単純にトイレを済ませるためだった。
八百萬神之御殿に向かう前に、少し足を伸ばして訪れたのは
どこにトイレがあるか初めて訪れる場所ではわからないから。
ならばGoogleMapでわかるトイレを利用しようとなった。

結果として、この立ち寄りが少し印象に残る出来事になった。
夏子休憩所とは(徳島県美馬市)
夏子休憩所はトイレと自販機がある休憩所。
駐車場は広くはないが、運送トラックが駐車できるくらい長めの駐車場もある。
休憩時間に休憩する人や自分のようにトイレに利用したい人にはありがたいスポット。
近くには夏子ダムがあり、車で走っていると水辺が広がる場所に出る。
ただし道路からダム特有の落差は見えないため、ぱっと見ただけではダムとは気づきにくい。
休憩所から見たが「少し広い川か何かかな」と思った程度だった。
2023年10月で「夏子いなか市」は閉店していた
トイレを済ませた後、敷地内にある建物を見てみた。
そこには「夏子いなか市」という直売所があり、地元農産物などを販売していた施設らしい。
しかし訪問した時は営業していなかった。

休みの日なのかと思い張り紙を見ると、そこにはこう書かれていた。
「2023年10月31日をもって閉店」
自分が訪れたのは2024年4月3日。
閉店から約5か月後だったことになる。
後日、美馬市の指定管理者モニタリングレポートを見ると、運営していた協議会の解散が決まり営業終了となったようだ。
コロナの時は二階の食堂は休業していたので、産直市だけに訪れる人も少なかったのかもしれない。
道すがらのドライバーはトイレと食堂は利用しても
野菜はすぐ調理するわけではないので買わないというか買えない。
解散の理由はわからないが、コロナで外出も制限されてたし
仮に客が来ても食堂も休業していたら売上はそこまでなかったのではと思ってしまう。
営業終了の数か月前から出荷者が減り、店頭に並ぶ商品も減少していたとレポートには書かれていた。
店の前に置かれていた剣山のパンフレットと漫画
直売所いなか市の入口前にはモップやホウキなどの掃除道具と、パンフレットを置くボードがあった。

そこに残っていたのは
- 剣山のパンフレット4部
- なぜか「ふたりエッチ」1巻
剣山のパンフレットはともかくとして
1巻だけの漫画は直売所が用意したとは思えない組み合わせだ。
雨や直射日光が当たらない場所だったため、状態はそれほど悪くない。
漫画はブックオフの中古本くらいのコンディションだった。
誰かが置いていったのかもしれない。
休憩所に来て、いなか市の入口を見に行った人すべてが
なんだコレってなるのは間違いない。
駐車場にあった不思議な休憩スペース
駐車場には屋根付きの休憩スペースがあった。
丸い椅子が6つ、その中央に円柱形の小さなテーブルのようなものがある。
ただ、このテーブルがかなり小さい。
缶ジュースを6人が置いたらもういっぱいになるくらいのサイズ。
弁当を広げるなら、せいぜい1人か2人が限界だろう。
憩いの場というよりも、ちょっと話すかくらいのスペース
なぜか置かれていた2つのソファ
さらにその横には、ソファが2つ置かれていた。

一つは布製、もう一つは黒い合皮か革のようなソファ。
屋外に置かれている割には、破れてボロボロという感じではない。
最初は直売所の中にあったものを外に出したのかと思った。
しかし後でストリートビューを確認すると少し様子が違った。
- 2021年:布製ソファのみ
- 2023年8月:黒いソファが追加
- 2025年:2つとも残っている
自分が見たのは2024年の4月ということになる。
2025年のストリートビューを見ると、なんか配置が変わってる!?
なぜか1年で布製ソファと黒いソファの位置が変わるなんて…
つまり完全に放置されているわけではなく、誰かが動かしている可能性もある。
どういう意図かはわからないが、少し摩訶不思議。
写真を残しておくと、あとから面白い
この日、私はただトイレに寄っただけだった。
しかし後から写真を見返すと
「そういえばこんな場所だったな」と色々思い出す。
ソファが置かれていたこと
小さすぎるテーブル
剣山のパンフレットと漫画
その場では何気ない光景でも、記録しておくとあとから少し面白くなる。
もしまた近くを通ったら寄ってみたい
夏子いなか市が再開するのか、新しい管理者が見つかるのかはわからない。
ただ、休憩所としては今も利用されているようだ。
もしまたこの道を通ることがあれば、もう一度寄ってみようと思う。
あのソファや漫画がまだあるのかが気になる。
漫画はなくなってるかもしれないし
もしかしたら他の漫画が増えているかもしれない。
また夏子休憩所に行く理由ができた。
こうした振り返りを行う利点でもある。
