八百萬神之御殿の桜は雨でも楽しめる?|徳島・美馬市脇町「約8千本」霧の花見体験

八百萬神之御殿の桜を雨と霧の中で眺める水彩風アイキャッチ(徳島・美馬市脇町)
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徳島県美馬市脇町にある桜の名所「八百萬神之御殿(やおよろず かみのごてん)」。
山の斜面に桜が広がって、花見の舞台が“山そのもの”になる場所です。

2025年・2026年は一般公開が休止になったという情報も出ている今だからこそ
公開されていた日に行った記憶を、きちんと書き残しておきます。


目次

【TL;DR】(結論)

雨と霧の日でも、八百萬神之御殿の花見は成立しました。
むしろ、雨だったからこそ見えた景色がありました。
人が少なく静かで、霧で視界が狭まるぶん非日常の密度が上がり、
晴天の日には成立しない体験になりました。
靴の中まで水が染みても、「雨だから来なければよかった」とは思わなかった。
その理由が、現地の空気にありました。

【Key Facts】

  • 徳島県美馬市脇町にある桜の名所「八百萬神之御殿」の体験記
  • 雨と霧の日に訪問し、人が少なく静かに歩けた
  • 山道はすれ違いが難しい幅の場所があり、桜の時期は誘導員が通行を管理していた
  • 境内には鳥居や複数の像が点在し、歩いて回る楽しさがある
  • 霧で展望がきかない時間帯があったが、滞在中に霧が流れて遠景が見えた瞬間があった

【Q&A】

Q. 八百萬神之御殿の桜は雨でも楽しめる?
A. 宴会型には向きませんが、歩いて回る花見なら雨でも成立しました。人が少なく、霧の雰囲気が非日常感を強めました。

Q. どんな花見スポット?
A. 川沿いの並木や公園ではなく、山の斜面に桜が広がり、山全体が舞台になるタイプです。

Q. 車で行くときの注意点は?
A. 桜の時期は誘導員がトランシーバーで通行を管理しているのでストレスなく行けます。



八百萬神之御殿とは?|徳島県美馬市脇町の桜の名所

八百萬神之御殿は、徳島県美馬市脇町にある施設。
桜の季節になると「約8千本の桜」と言われる、山一面がピンクになるタイプの花見スポット。
「花見」と言うと川沿いの並木や公園を想像しがちだけど、ここはもう山全体が舞台。
視界の端から端まで、桜が“背景”ではなく“地形”として立ち上がってくる感じ。

そしてこの場所は、桜だけで終わらない。
境内には大きな鳥居があり、狛犬だけではなく、鹿やライオンのような像、仏像系の像なども点在し
歩いて見て回るだけでも、普通の花見とは別の楽しさがある場所でした。

大きな鳥居と点在する像

2024年4月3日に訪問した理由|天気が悪くても「行くなら今日」と思った

風徳

「今日は天気が悪いから来週にしよう」と思ったら、もう見頃が過ぎているなんてよくある。

自分が行ったのは2024年4月3日。
天気予報はすぐれなかった。
ただ、桜は生モノみたいなところがある。

桜の見頃と自分の休日、それが合った時しかタイミングがない。
だからこそ、2024年は4月3日に行くしかなかった。
1週間後の4月10日には見頃が過ぎていたのは間違いない。
例え天気が良くなくても「行くなら今日」と動かざるを得なかった。

結果的に、この判断はかなり正しかったと思っている。
雨の日の花は水も滴る良い花になる。


山道は狭い?|誘導員のトランシーバー管理が助かった

八百萬神之御殿に向かう道は、車同士がすれ違えない幅の山道。
ただ、桜の時期は誘導員がいて、トランシーバーで「今行っていい」「待ってください」と管理してくれていた。
このおかげでストレスなく登れた。

拝観料は一人1000円。
花見に1000円!?と思う人もいるかもしれない。
でも、実際にこの目で見てきて、こうした交通管理費も含まれていると思えば高いと思わなかった。

むしろ拝観料が必要だからこそ、本当に見たい人だけが来る。

天気が悪いからか車もほとんどいなくて、30台くらいは停められる駐車場も
到着時点で自分の他にいたのは2-3台くらいだったと思う。
歩いていてもほとんど他の人と遭遇しないレベルで少なかった。
人が多い桜の名所との対比で、「自分は人の少ないところの旅が好きなんだ」と思った。

霧が出るとRPGみたいになる|先を見通せない非日常

この日は敷地を歩くだけで、まるでRPGの世界を歩いているかのようだった。
たぶん理由は、雨が降って霧が出たからだと思う。

市街地ではなかなか遭遇しない霧が、山の中では普通に出る。
雨だからこそ出てきた霧、それが雰囲気を出す。
視界の先が制限されると、世界が急に非日常になる。
遠くが見えない分、近くに注目しやすくなる。

絶景を楽しみたいなら霧は覆い隠す邪魔者だが、花見なら遠くを見る必要はない。
霧の雰囲気は非日常感をアップさせる。
その中で見る桜もまた美しい。

歩くだけでRPGのような世界観

靴の中まで水が染みた|桜の下で雨宿りする時間が悪くなかった

雨足が強まって、小さめのビニール傘だと足元まで雨に濡れた。
撥水性のある生地を使った靴を履いていたが
防水ではないので許容範囲を超えて、靴の中に水が染みてきた。

建物がある場所では軒下で雨宿り。
周りに建物がない場所では桜の下で雨宿り。
桜の木の下は雨が完全に防げるわけではない
でも桜の下で少し雨が弱まるのを待つのは悪くなかった。

桜の木の下で待っていると、ビニール傘に落ちた桜の花びらがついて少しおしゃれだった。
ビニール傘って無機質だけど、花びらがつくと急に雰囲気が出る。
雨の花見にビニール傘は悪くないと思えた。

桜は下向きに咲く|花見で桜が選ばれる理由が分かった気がした

桜の下で雨宿りしていて思ったのは、雨に濡れた桜が本当に良い感じだったこと。
その時に改めて、桜は下向きに咲くことに気付いた。

桜の下で見上げると咲いている花が目に入る。
「花見で桜が選ばれる理由」って、こういうところにあるのかもしれないと思った。

宴会型の花見は雨の日には難しいが
逆に言うと、純粋に桜を楽しむ花見に雨の日は持ってこいだ。

見上げると花がこちらに向かって咲いていた

「ながめ最高!!」展望所が最初は見えない|でも1時間後に見えた

「ながめ最高!!」と書かれた看板がある場所に展望所がある。
当然そこは眺めが売りの場所なんだろうけど、雨模様の天気では視界はグレーで遠くを見渡せない。

ながめ最高!!らしいが霧で見えない

でも、敷地内を1時間歩いているうちに雨がやんできた。
そこで改めて「ながめ最高!!」の場所に行ってみると
霧がちょっと晴れて、遠くの景色が見えた。

太陽が出たわけではない。霧が完全になくなったわけでもない。
ただ、霧が流れて、遠くの山間が見える。
この「霧が動く景色」は、晴天の景色とは違う感動があった。

一時的に雨があがり遠くを見渡せるようになった展望所からの景色

すぐ帰った人には見えない。
八百萬神之御殿にじっくり滞在したからこそ。
長々と歩いていた自分だから見えた景色だったと思う。

この景色も5分後には再び霧に視界が遮られたので
本当にタイミングが良かった。

当日の滞在時間とタイムライン|写真の日時を見返すとこうだった

写真の日付を見返すと、だいたいこんな感じだった。

  • 13:30 現地到着し敷地内を歩く
  • 14:30ごろ 「ながめ最高!!」付近(霧で遠景は見えにくい)
  • 15:30ごろ 「ながめ最高!!」に戻り霧が少し晴れて遠くが見える
  • 16:20 ひと通り見終えて車に戻る

約3時間滞在。
雨宿りしていた時間もあるけど、それでもそれだけ歩ける広大さだったとも言える。
八百萬神之御殿は見ごたえのある場所です。


雨の日はデバフか?バフか?|花見なら雨でも成立する

海の景色や山の景色を見たいなら、雨で遠くが見通せないのはデバフになる。
でも花見なら景色よりも近距離。
むしろ天露に濡れた花という晴れでは見られないチャンスになる。
雨が似合うのは紫陽花だけじゃない。

今回の八百萬神之御殿で言えば立地が山ということもあり
雨が降らないと、霧を伴ったあの儚い幻想感には遭遇できないと思う。
桜の見頃は限られていて、天気は人間の都合で選べない。
だからこそ「雨でもいいじゃん」と思えるのは大きい。

もちろん、雨の日は宴会型の花見には向かない。
でも、静かに歩く花見なら、雨の日は悪くない。


行ける時に行く|公開休止の情報を見て噛み締めた

別に毎年行くつもりではなかった。
でも、2025年と2026年に公開休止になるとは思っていなかった。

2024年に行けて本当に良かった。
行きたい場所はいつでも行けるとは限らないのを実感した。

この日は雨だからこそ見える光景がたくさんあった。写真を見返しても改めてそう思う。
雨の日のおでかけも悪くない。八百萬神之御殿はそう思わせてくれた。

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この記事を書いた人

考えたことや学んだことを、静かにまとめています。
派手な発信よりも、自分なりの気づきを大切に。
ブログは、思考の整理と記録のための場所です。

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