雨の平日、13時45分ごろに小松島ステーションパークのたぬき広場へ行った。
車はkocolo西駐車場に別件で停めていたので、
そこから歩いて東側の小松島みなと合同庁舎側から入った。
今回見たのは、主に東側のたぬき広場。
写真を撮りながら歩いて、滞在は15分ほどだった。
雨の平日だったこともあり、他に人はいない。
にぎわう公園というより、静かな中でたぬき像を一体ずつ見て回る時間になった。
自分は東側だけで見終えたつもりになったが、
小松島ステーションパーク全体には西側のSL記念広場や遊具もある。
全体を見るなら、先に地図で東側と西側の位置関係を確認しておく方がいい。
東側から入ると、金長たぬき像の背後側から始まる
歩いているとたぬき広場の案内板があった。
入口の車の侵入を阻む車止めは、たぬきの像をあしらった可愛らしいものだった。

看板から入って公園の道なりに進むと、濡れた道と木々の先に小さなたぬき像がぽつぽつ現れる。
ちょうど広場の背後側から金長たぬきの世界に入っていくような感覚だった。
小さなたぬき像をたどると、狸合戦の登場人物が見えてくる
最初に見たのは金長たぬき。
金長まんじゅうで見ていたやわらかい狸イメージとは違い、現地の金長たぬきは鎧兜姿だった。
大将ではあるけれど青年たぬき感があり、ここでは狸合戦の登場人物として立っている。

前から知っていた狸モチーフの起源に、ようやく出会えたような感じがあった。
その先には、衛門三郎や田浦太左衛門の像も続いていた。
現地には名前と説明があり、読めば「参謀なんだな」「軍師なんだな」と役割が分かる。
田浦太左衛門は軍師ポジションなのに、北辰一刀流の師匠でもあるらしく、
腰の刀に手をかけたポーズだった。
このあたりで、金長たぬきだけを見に来たつもりだった意識が少し変わってくる。
たぬき広場は巨大な金長像だけを見る場所ではなく、
狸合戦のキャラクターを道なりに拾っていく場所でもあった。
特に印象に残ったのが、一本松のおたけだ。

おたけは膝をついて、右手で巻物を持っている。
見た瞬間、くノ一までいたのか金長まんじゅう軍団、と思った。
巻物の出し方も、どこか報告書渡してる感がある。
ただの飾りではなく、名前と役割がある像として置かれているから、
こちらも自然と一体ずつ見てしまう。
金長たぬきや狸合戦という言葉は知っていても、内容はまったく知らなかった。
たぬき広場の小道を歩いて、初めてその入口に触れた感じがあった。
工事囲いのあたりは、西側へ抜ける場所だと気づきにくかった
一本松のおたけを過ぎて、広場の南西側へ抜けるあたりに工事囲いがあった。

囲いには、インクルーシブな公園トイレの整備について書かれていた。
訪問時はここを「新しいトイレを作っている場所」として見ていたが、
後から振り返ると、このあたりが西側へ抜ける境目でもあった。

近くには和風建築の既存トイレもあり、「洋式トイレございます」という案内が出ていた。
そう案内しないといけないトイレだからこそ、新たなトイレが整備されているのもわかる気がした。
巨大金長たぬき像はステージから撮ると高さが合う
工事囲いと和風トイレを見たあと、改めて中央の巨大金長たぬき像の前にやってきた。
小さなたぬき像を先に見てきたので、巨大像は最後のメインディッシュとして
外周からぐるっと回っていく感覚だった。

巨大金長たぬき像は、鎧を着た小さな金長像とは印象が違う。
高張提灯を持っていて、服を着た武将というより、何も着ていない巨大たぬき。
けれど、その提灯があることで一気にお祭り感が出ている。
人工滝は、手を叩くと水が流れる仕掛けのようだった。
実際に手を叩いてみたが、この時は何も変化しなかった。

巨大像の足元には、小松島市都市整備課名義で
「現在人工滝が一部故障しており手を叩いても流れない箇所があります」というお知らせがあった。
少なくとも訪問時は、手を叩けば必ず流れる状態ではなかった。
人工滝の水が流れるところは見られなかったが、巨大金長たぬき像そのものはやはり主役だった。
近くにステージがあり、そこに登って撮影すると、像との高さがいい感じに合う。
下から見上げるだけだと大きさが先に来るが、ステージの上だと大きな金長たぬきと目線を揃えやすい。
写真を撮るなら、一度ステージ側へ上がってみる価値はある。
水道たぬきまで見て、東側は一通り回ったつもりだった
巨大金長たぬき像を見終えて帰るかと思ったところで、頭と腹から水が出る水道たぬき像も見つけた。
最後まで、普通の公園設備までたぬきになっているのが小松島らしい。

東側だけの散策としては、15分ほどでも巨大金長たぬき像、
小さなたぬき像、水道たぬきまで見て回れた。
人工滝は動かなかったが、ステージから撮りやすい位置も分かり、
短い立ち寄りとしては十分楽しめた。
まだ、たぬき広場を半分しか見ていないので
次に行くなら、西側のSLも見たい。
その時は今回のように人が少ない雨の日なら、落ち着いて見て回れそうだ。
