6月25日の「国産小麦100%の日」に、高松市の「手打ち麺や大島」へ行ってきた。
訪問日は青森県産ネバリゴシ「あすなろ」100%の日。
さらに6月は名古屋の丘製麺所とのコラボできしめん祭りをしていて、きしめんは20食限定だった。
ただ、自分は小麦の違いを細かく語れるほどの舌ではない。
食べる前は「これが青森のあすなろによるネバリゴシか」と分かるような顔をしてみたい気持ちもあるが、
実際には「やっぱ香川のうどんはうまいな」となる単なるうどん観光客である。
それでも、限定きしめんを狙うなら何時ごろ着けば落ち着くのか。
完全セルフではどこで迷うのか。
うどんときしめんをどう頼み分けると食べやすいのか。
初訪問で実際に迷ったことは、これから行く人の判断材料になると思う。
国産小麦100%の日に、開店10分前の手打ち麺や大島へ
9時30分オープンの10分前、9時20分頃に店へ着いた。
雨の木曜朝だったこともあってか、その時点ではまだ誰も並んでいなかった。

店前には駐車できそうなスペースがあるが、白線が見えないので、初見だと「ここ停めていいのか?」となる。
しばらくすると地元の人らしき車が普通に停まっていったので、そこでようやく停めてよさそうだと分かった。
駐車スペースは店の前の第一駐車場と道路挟んで隣の第二駐車場で約20台ほど。
自分が行った雨の平日朝は余裕があったものの、昼時はまた違うかもしれない。

9時30分が近づくと、静かだった店前に車が続々と入ってきた。
限定きしめんの日でも、9時20分時点では待ち客なし。
ただし開店直前には流れができる。
今回のように限定メニューを狙うなら、少し早めに着いておくと落ち着いて動ける。
店内はカウンター席が5列で、テーブル席や座敷はなかった。
雨の平日朝でもお客さんは多いが、朝から席が埋まるほどではない。
店を出たのは9時55分頃だった。
完全セルフなので、まずは地元客の流れを見る
手打ち麺や大島は完全セルフの店だ。
初見で先頭に立つと、どこで何をすればいいのか一瞬で判断しないといけない。
そこで弟と、地元民を先に行かせよう、という流れになった。
自分たちは2グループ目につける。
限定きしめんが20食なら、2グループ目でもまず大丈夫そうだし、前の人の動きも見られる。
入口にはお盆があり、揚げ物を取る小皿も置いてあった。
持ち帰り用のプラパックもあり、持ち帰りの人はここで揚げ物を詰めていくようだった。
揚げ物を取り、注文して会計する。会計後は番号札をもらい、呼ばれたら取りに行く形式。
完全セルフといっても、注文した麺をその場ですぐ受け取るのではなく、
いったん席で待てるのは少し安心した。
2グループ目だったので、席についてすぐくらいで番号を呼ばれた。
受け取った後、他のお客さんはてぼで麺を湯にくぐらせ、湯切りしていた。
ここでまた初見の迷いが出る。
温のきしめんは、提供された時点で温かかった。
自分は「このままかけ出汁でいいのでは」と判断して、結局てぼは使わなかった。
正解を断言したいわけではない。
ただ、完全セルフの店では、注文、受け取り、湯通し、出汁、薬味まで、自分で判断する場面が続く。
初めて行くなら、前の人の動きを少し見てから進む方が落ち着く。
うっきーより高くても、温きしめんと冷うどんを別注文にした

メニューを見ると、うどんときしめんを合わせた「うっきー」2玉が560円だった。
コスパだけで考えるなら、かなり強い。
ただ今回は、冷と温を両方楽しむために器が別の方が使いやすい。
そこで、きしめんは温、うどんは冷で別注文にした。
今回の注文は、きしめん1玉460円、うどん1.5玉420円、骨付き鳥味のとり天120円。
合計ちょうど1,000円で、支払いはPayPayだった。

うどんはネバリゴシというだけあって、もちもち感があった。
きしめんは温かいこともあり、平たく柔らかい。
名古屋の丘製麺所とのコラボできしめん祭りをしている時期だったので、
うどん屋でうどんときしめんを並べて食べる、少し特別な朝になった。
小麦の違いを細かく語れるほどの舌ではない。
けれど、温かいきしめんと冷たいうどんを分けて頼んだことで、食べ方の幅はかなり広がった。
安さだけならうっきー、温冷を分けたいなら別注文。
このあたりは、初めて行く人でも判断しやすいポイントだと思う。
イリコと昆布の優しい出汁に、薬味と冷つゆを重ねていく
かけ出汁は、イリコと昆布のあっさりした優しい風味だった。
冷かけも同じ方向で、すっと飲める。
一方で、冷つゆはカツオがしっかり効いた濃い出汁だった。
冷かけのうどんを、その冷つゆにつけて食べるざるスタイルもできる。
最初からそういう食べ方を狙っていたわけではないが、容器が置いてあったので試してみた。

薬味や調味料も一通り試した。
中でも印象に残ったのは、無料わかめ、揚げイリコ、自家製のイリコオイルだった。

冷かけにイリコオイルをかけると、出汁の方向が変わるというより、イリコの香りがもう一段乗る感じだった。出汁そのものが優しいので、足しても重くなりすぎない。
大島は、うどんやきしめんの種類だけでなく、出汁と薬味で少しずつ味を変えられる店でもある。
最初はかけ出汁のまま、途中で揚げイリコやイリコオイルを足すと、同じ冷うどんでも印象が変わる。
初見では拾いきれなかった、骨付き鳥味とり天と50円コロッケ
揚げ物では、骨付き鳥味のとり天を選んだ。価格は120円。
弟が選んだ普通のとり天と比べると、一回り小さく見えた。
弟に話すと、弟は普通のとり天は190円で、自分のは骨付き鳥味のとり天。
そもそも別の商品だったので、値段もサイズも違うのは当然だった。
初見だと、揚げ物の種類と価格をその場で全部見分けるのは少し難しい。
ただ、骨付き鳥味のとり天自体は当たりだった。
衣にもしっかり濃いめの味が付いていて、出汁醤油をかけなくてもいけるくらいだった。

もう一つ気になったのが、50円コロッケだ。
今回はうどんときしめんで食べすぎかなと思ってスルーしてしまった。
コロッケは値段だけでなく、値札に「値上げはいたしません」という文字があったのも印象に残った。
食べなかったからこそ、帰ってからも少し引っかかった。
満腹だったのに、帰り道にはもっと食べればよかったと思った
うどんときしめんを食べ、出汁も全部飲んだ。
店を出る時点では、かなりお腹いっぱいだった。
それでも帰り道には、もう次の注文を考えていた。
今回は国産小麦100%の日のきしめんと冷うどんに集中し、出汁と薬味、骨付き鳥味とり天まで楽しんだ。
けれど、50円コロッケとそば未体験は残った。
後から、手打ち麺や大島はそばも自家製で、昔から人気のあるメニューだと知った。
次はそばっきーでそばときしめんにして、うどんを単品で頼むのもありだったなと思えてくる。
初回は国産小麦100%の日のきしめんと冷うどんで満足した。
けれど、そばと50円コロッケを残したことで、食べ終わった後にもう一度行く理由まで残った。
