美馬市の道の駅「みまの里」に行くたび、
横断幕の“にし阿波系ラーメン 準グランプリ”の文字が気になっていた。
何度も定休日や売り切れに阻まれ、ようやくたどり着いた一杯。
その日、ちょうど“グランプリ受賞直後”という絶妙な瞬間だった――。
グランプリ直後の、横断幕がない瞬間に出会う
「え、まさか販売終了……?」と一瞬焦ったけど、
あとで調べたら先週“道‐1グランプリ2025”でグランプリを受賞したばかりだった。
いつも立ち寄った時に見ていた「準グランプリ」の横断幕が外されていた。
それは、“グランプリ受賞の横断幕が出来上がるまで”ほんの束の間。
偶然にも、受賞の余韻が漂う現場に立ち会ってしまった。
旅の現場って、こういう「間」の瞬間がいちばんリアルだと思う。

QR決済にも対応しているのでPAYPAYで支払いました。
濃厚なのに、するする飲めるスープ
注文したのは「にし阿波ラーメン(980円)」。
ひと口すすれば、泡立つスープがふわりと舌に乗る。
鶏と豚の旨味、野菜のやわらかな甘み、そして表面の泡。
「阿波(あわ)」と「泡(あわ)」が重なる、この土地らしい遊び心が嬉しい。

玉ねぎと一枚の海苔
具材は、もやしとスライス玉ねぎ。メンマはなし。
チャーシューは分厚く一枚、ゆで卵は半分。
そして、徳島ラーメンでは珍しい“海苔”が添えられている。
この構成が「にし阿波系」という新しい流れを象徴していた。
味変の“みまから”は少しずつが正解
地元の特産「みまから」は、美馬産の青唐辛子を使った薬味。
辛味が強く存在感がある。
全部入れるとスープのクリーミーさに呑まれ辛味が一瞬だけになってしまうが
少しずつ足すと一口ごとに辛味が味わえたはず。
“少しずつの足し算”──旅の発見のような味の学びだった。
11時半で半分以上席が埋まっている、地元に愛される道の駅
平日でも11時半には席が半分以上は埋まっていた。
作業着姿の仕事人、老夫婦、地元の日常がそのまま流れている。
観光よりも“暮らしの中の名物”という温度感。
今なら道-1グランプリということで味わってみたい人も多く訪れているだろう。
道の駅という場所が、地域の呼吸そのものだとあらためて感じた。
そして次の一杯へ
食べ終えて思わず「うまい」と声が出た。
泡の下に、“にし阿波”という土地の個性がちゃんと息づいている。
濃厚クリーミースープを最後まで飲み干せてしまうほど気に入りました。
次は「にし阿波にんにくラーメン(1200円)」を試したい。
泡の次は、香りで味わう“阿波”へ。
いつも一人旅なので口臭は美味しさと引き換えとします。
まとめ:地元が本気で作った「道の駅の一杯」
泡のスープは、地元の誇りと職人の遊び心の象徴。
リベンジのつもりで行った旅先で、まさか“グランプリ直後”の瞬間に立ち会うとは。
次に訪れる時は、新しいグランプリ優勝の横断幕と出会えることだろう。
日本一になるのも納得の美味しさだった。
未来食堂(美来食堂)/道の駅みまの里内
徳島県美馬市美馬町願勝寺72(道の駅みまの里フードコート内)
営業時間:10:30~17:00(売り切れ次第終了)
定休日:水曜日(道の駅休館日と連動)
電話:0883-63-3839
支払い:現金・キャッシュレス対応(電子マネー・QR決済OK)
席数:約40席(カウンター・テーブルあり)
駐車場:道の駅共有駐車場あり
備考:地元食材を使った定食・ラーメン・丼メニューあり。
子どもMIRAI食堂プロジェクトに参加。
